1995年10月28日に公開された映画『コールド・フィーバー』。
この記事では、映画『コールド・フィーバー』をネタばれナシであらすじ・みどころを紹介します。
映画『コールド・フィーバー』の予告編
日本人のサラリーマンである主人公は、正月の休みをハワイで過ごすつもりでしたが、祖父の言葉から予定を変更してアイスランドに行くことにします。
主人公の平田の両親は、学術調査のために向かったアイスランドでの事故で七年前に亡くなっています。その場所で供養をするため、旅に出ます。
目的地にたどり着くまでに、トラブルに出会いながらも旅を続けます。
映画『コールド・フィーバー』のあらすじ(ネタバレなし)
アイスランドでの事故で亡くなった両親の供養のため、現地を訪れる日本人が主人公となります。
実話を元に作られています。
日本人のサラリーマンである、主人公の平田は、正月休みをハワイで過ごす予定が、両親の供養をするように、祖父から説得され、アイスランドを訪れることにします。
平田の両親は、人里離れた渓流で事故に遭って亡くなっています。事故のあった現場に行くため、出発をしますが、様々なアクシデントに見舞われます。タクシーに乗ったり、車を買わされたり、ヒッチハイクをしている男女に脅され車を奪われたり、なかなか思い通りに進まない中、目的地に到着し、両親の供養をします。
映画『コールド・フィーバー』の解説
1995年2月10日にアイスランドで公開されました。日本での公開は、1995年10月28日です。
上映時間は83分(英語版)、85分(ドイツ語版)となっています。製作国は、アイスランド、アメリカ、日本、ドイツ、デンマークです。
画面のアスペクト比が、冒頭ではテレビサイズですが、アイスランドへ向かう航空機の場面以降はシネマスコープに変わります。1995年、エジンバラ映画祭最優秀新人監督賞を受賞しています。
映画は、冬の場面が必要だったため、アイスランドでは初めて冬に撮影が行われた映画です。日本人を主役にしているのは、過去にアイスランドで発生した事故をモチーフにしているためです。
映画『コールド・フィーバー』のみどころ
日本の風景から、旅の目的地であるアイスランドの壮大な景色を見られるところがとても見どころになります。日本とアイスランドでは共通する部分があり、精霊や霊魂というものを考えられる作品で、違う国でのお話ですが、神秘的なシーンを見られるところが、魅力の一つです。
アイスランドの凍てつく大地と、灯篭流しのシーンなど、見ていて綺麗だと感動するシーンがたくさんあります。主人公がアイスランドで様々な困難に出会う部分は笑いもあり、後半部分ではしんみりと考えらせられるシーンもあり、作品は最初から最後まで楽しく目が離せない作品です。
映画『コールド・フィーバー』の感想
まじめなお話で静かな作品かと思っていましたが、登場人物がいろいろなアクシデントに巻き込まれて、それに振舞わされるシーンが面白かったり、精霊や霊魂というのを大切に考えるアイスランドや日本のすばらしさなど、いろいろと考えさせられる部分が多く、見ていて気持ちがスッキリする映画でした。
映画『コールド・フィーバー』の登場人物・キャスト
平田:永瀬正敏
ジル:リリ・テイラー
ジャック:フィッシャー・スティーヴンス
ギスリ・ハルドルソン:スィギ
平田の祖父:鈴木清順
ローラ:ローラ・ヒューズ
映画『コールド・フィーバー』のスタッフ
監督フリドリック・トール・フリドリクソン
脚本フリドリック・トール・フリドリクソン
ジム・スターク