映画『恋人たちの予感』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想を紹介!

映画

1989年12月23日に公開された映画『恋人たちの予感』。
この記事では、映画『恋人たちの予感』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『恋人たちの予感』の予告編


物語の舞台はニューヨークで、初対面の時には最悪とも言える印象を持った男女が、果たして男女間に友情という感情は成立するのかという命題に苦悩します。そして、11年の後には結ばれるというコメディ・タッチのラブ・ストーリーです。

この作品で主人公たちが食事をするロウアー・イースト・サイドに存在するコーシャー式デリカテッセンのカッツ・デリカテッセンは観光名所にもなりました。

映画『恋人たちの予感』のあらすじ(ネタバレなし)

サリー・オルブライトは親友の彼氏であるハリー・バーンズと一緒にニューヨークへと向かっていました。2人とも大学を卒業したあと、ニューヨークで仕事をする予定だったので、初対面であったものの、一緒に行くことにしたのです。その途中、「男と女は友達になれるか」いう議論で、意見が食い違い2人は互いに最悪の印象のまま別れます。

5年が経ち、2人は再会します。サリーにはジョー、ハリーにはヘレンという恋人ができていいました。近いうちに結婚する予定であったハリーは、「互いに恋人のいる今なら友達になれる」と言うものの、サリーはそのハリーの誘いを断るのでした。

映画『恋人たちの予感』の解説

「恋人たちの予感」は、1989年7月21日にアメリカで、1989年12月23日に日本で、それぞれ公開されました。アメリカでの配給をコロンビアピクチャーズが、日本での配給を日本ヘラルド映画が、それぞれ担っています。

日本ではみゆき座における上映300本の記念作品として話題になり、約2か月半に及ぶロングラン・ヒットの作品になりました。また2002年には、木村佳乃と別所哲也の主演において、舞台化が実現しています。

第62回アカデミー賞や第47回ゴールデングローブ賞にノミネートされたほか、第43回英国アカデミー賞において、オリジナル脚本賞を受賞しています。

映画『恋人たちの予感』のみどころ

10年後、31歳になっていたサリーはつい最近恋人だったジョーと別れたばかりでした。サリーが友人の本屋にいると、またも偶然ハリーと出会います。ハリーも実は離婚することが決まっていました。傷心している2人は、互いの話を聞き、友達になるのでした。それからは長電話をして、互いに支え合う存在になります。

ある晩、サリーは元恋人のジョーが結婚することになったと、ハリーへ電話をします。ハリーはすぐにサリーの家へ行くのでした。泣くサリーをハリーは抱きしめ慰めます。そのうち2人はキスをし、さらにセックスまでしてしまいました。一線を超えたことに2人とも動揺していましたが、あれは間違いだったと、今まで通り友達でいようと話をします。

しかし大晦日の夜になって、ハリーはサリーに「愛してる」と言うのでした。

映画『恋人たちの予感』の感想

男女の間で友情は成立するかという答えのない問いに、まるで翻弄する2人が描かれた作品でした。その答えはきっとどこにもないのだと思います。そして、その定義のようなものは決めるべきではないのかもしれません。

映画『恋人たちの予感』の登場人物・キャスト

ハリー・バーンズ:ビリー・クリスタル
サリー・オルブライト:メグ・ライアン
マリー:キャリー・フィッシャー

映画『恋人たちの予感』のスタッフ

監督:ロブ・ライナー
脚本:ノーラ・エフロン
製作:アンドリュー・シェインマン、ロブ・ライナー
音楽:マーク・シャイマン、ハリー・コニック・Jr
撮影:バリー・ソネンフェルド

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