映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』をネタばれナシで紹介!

映画

2009年2月7日に公開された映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』。
この記事では、映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の予告編


老人の姿で生まれ、年を取るごとに若返るという、タイトル通り“数奇な人生”を与えられた男の物語です。ベンジャミンバトンの人生を描いた話でありながら、ストーリーの節目でデイジーという女性との恋愛模様も描かれます。

ただし、普通の人間とは逆の年の取り方をするベンジャミンの恋愛はすれ違いの連続。果たしてデイジーとの幸せな日々は訪れるのか。また、ベンジャミンの人生はどのような終わり方をするのか。引き込まれるストーリーが展開されていきます。

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のあらすじ(ネタバレなし)

物語は1918年のニューオリンズで始まります。ある夫婦のもとに男の子が生まれますが、その子は赤ん坊でありながら老人の姿でした。我が子を受け入れられない父親は何と老人養護施設に置き去りにしてしまいます。

この老人養護施設から、男の子=ベンジャミンの数奇な人生は始まりを告げます。初めは老人の姿であったベンジャミンは年を重ねるごとに若返り、車いすで生活していたのが杖を使って歩けるように、そして杖無しで歩けるようにと若返っていきます。

そんな生活の中、デイジーという女性と出会うベンジャミン。彼の数奇な人生は、この出会いを通して喜び、悲しみなど様々な感情に彩られることとなります。

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の解説

この映画は2008年に公開されました。原作はスコット・フィッツジェラルドさんの同名小説です。1980年代には既に企画がスタートしており、スティーブン・スピルバーグさんを監督に、トム・クルーズさんを主演にするという話もあったそうです。

しかし、「ジュラシック・パーク」等他の作品を監督することでこの話は頓挫。その後、紆余曲折を経て現在のブラッド・ピットさん主演にデヴィッド・フィンチャーさんを監督にという話にまとまりました。

撮影のエピソードとしては、この映画の肝であるブラッド・ピットさんの顔の変化に特に力を入れてあり、当時最新のシステムを使い、ブラッド・ピットさんの実際の顔をキャプチャーし、制作されています。

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のみどころ

映画の見どころはベンジャミンとデイジーとの恋愛模様でしょう。老人の姿で生まれ、年を取るごとに若返るというベンジャミンと普通の人間であるデイジーの時間はすれ違いばかりで、同じ肉体年齢で過ごすことが出来る期間はかなり短いです。

そんな中でも時に離れたりしながらも思いを寄せていく2人の恋愛はとても美しいですが、同時に切なくもあります。果たして2人の恋の結末はどんな終わりを迎えるのか、そこにも注目していただきたいです。

その他では、主人公ベンジャミンの容姿の変化に注目。老人の姿、青年の姿など、様々な姿が描かれますが、これらはブラッド・ピットさんの顔をもとにCGなどを駆使して作られています。

10年以上前の作品ですが、その技術は素晴らしく、まるで本当にベンジャミンという男がいるかのような錯覚を覚えます。

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の感想

物語全体にしっとりとした雰囲気が漂う作品。映画としてはかなり長い方ですが、人生を丸ごと描く、その長さを体感するという意味ではこの長さが重要な要素なのかもしれません。

これほど長いからこそ、濃厚に描くことが出来、視聴者も感情移入することが出来るのです。決してうまくいくことばかりではなく、むしろ辛いことが多く待ち受けるベンジャミンの人生。得るものはたくさんあるのではないかと思います。

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の登場人物・キャスト

ベンジャミン:ブラッド・ピット
デイジー:ケイト・ブランシェット
エリザベス:ティルダ・スウィントン
トーマス:ジェイソン・フレミング
クイニー:タラジ・P・ヘンソン
キャロライン:ジュリア・オーモンド

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のスタッフ

監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:エリック・ロス
原作スコット・フィッツジェラルド
音楽:アレクサンドル・デスプラ
撮影:クラウディア・ミランダ

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