映画『プロジェクトA』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想を紹介!

映画

1984年2月25日に公開された映画『プロジェクトA』。
この記事では、映画『プロジェクトA』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『プロジェクトA』の予告編


イギリス領時代の香港。海賊による略奪行為が横行し、ドラゴンたち水上警察を悩ませていた。やがて水上警察は船艇が海賊により爆破されてしまう状況となり、以前から対立していた陸上警察に吸収される。そして海賊による人質事件が発生する。

ドラゴンと陸上警察のジャガーは、お互いの考えを理解し、やがて和解する。そしてドラゴンの知り合いであるフェイという男も加え、人質解放と海賊逮捕のプロジェクトAが動き出す。

映画『プロジェクトA』のあらすじ(ネタバレなし)

香港の海を荒らす海賊たち。水上警察隊は、海賊を抑えるようとするが海賊の根絶は進まない。そして水上警察隊の責任者のドラゴンたちは、海賊退治に向かうため、バーで意気を上げる集会を開く。たまたまこの集会にかねてから意見の対立がある陸上警察隊がきていた。

海賊の退治が順調にいっていない事から口論となり水上警察隊と陸上警察隊は乱闘騒ぎを起こしてしまう。やがて水上警察隊の船が爆破されてしまい、水上警察隊の警備力が低下してしまう。このため水上警察隊は、かねてから対立していた陸上警察隊に吸収されてしまう。

ジャガーの元で、海賊退治に立ち向かうドラゴン。次第にお互いの気持ちが通じ合います。そんな時、英国からの海賊退治のため派遣された船が襲われ英国の提督が人質になる事件が発生します。ドラゴン、そしてジャガーさらに海賊の財産を狙うフェイまで加わり、人質救出と海賊退治を目指したプロジェクトA作戦が始まります。

映画『プロジェクトA』の解説

プロジェクトAは、1983年に香港で製作され、日本では1984年に公開されました。香港映画界は、70年代にゴールデン・ハーベストを設立したレイモンド・チョウにより数々の国際マーケットに通用する映画製作が行われました。

プロジェクトA公開当時、ゴールデン・ハーベストはブルース・リー亡き後、世界的なスターの育成が急務であり、当時売り出していたジャッキー・チェン、ユン・ピョウそしてサモ・ハン・キンポーのすべてのスターを出演させたプロジェクトAは必ず成功させたい映画でした。

この映画では、ジャッキー・チェンがスタントマンを使わず危険極まりない撮影に挑んでいます。
プロジェクトAは、70年代の製作されたカンフー映画とは一線を画した監督、脚本そして主役までこなすジャッキー・チェンによる撮影時の怪我もいとわない誰にもまねできない魅力ある映画といえます。

映画『プロジェクトA』のみどころ

ドラゴンの水上警察とジャガー隊長の陸上警察のバーでの乱闘シーンです。主役のジャッキー・チェンやユン・ピョウのアクションシーンだけではなく全ての人たちが限られた場所の中で、撮影中の負傷の可能性も恐れず激しいアクションを繰り広げています。

テーブルに体ごと落ちたり、椅子で殴られたりなど演じている人たちの真剣度がワンシーンごとに伝わってくる最初の見せ場です。集団での格闘シーンは少しでも周囲におかしな動きをすると完璧さが出せませんが、この映画ではカメラに少ししか映っていない人も真剣な格闘を演じています。

この格闘シーンはお勧めできます。またあの有名な時計台のシーンです。海賊たちとの乱闘シーンでの場面ですが手錠までかけられ自由に効かない中でのジャッキー・チェンの落下は見事です。直接演じたシーンでありスターの命がけの演技にはプロ根性のすごさを感じるはずです。

伝説のシーンでありお勧めできます。

映画『プロジェクトA』の感想

80年代の香港映画を代表する3人のアクションスターの共演映画です。随所に信じられないほどのエキサイティングなシーンを見る事ができます。

スピーディな動き、あり得ないほど危険な場面の演出など香港映画の実力に驚く作品です。

映画『プロジェクトA』の登場人物・キャスト

ドラゴン:ジャッキー・チェン
ジャガー:ユン・ピョウ
フェイ:サモ・ハン・キンポー
パール:イザベラ・ウォン
サン:ディック・ウェイ

映画『プロジェクトA』のスタッフ

監督ジャッキー・チェン
脚本ジャッキー・チェン,エドワード・タン
製作レナード・K・C・ホー
製作総指揮 レイモンド・チョウ
音楽マイケル・ライ
撮影チャン・ユイジョウ

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