2003年4月19日に公開された映画『ベッカムに恋して』。
この記事では、映画『ベッカムに恋して』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『ベッカムに恋して』の予告編
ジェスは、サッカーとベッカムが何よりも大好きな、インド系イギリス人の女の子。しかし、彼女の生まれ育った家はインドの伝統と習慣を重んじる保守的な家庭だったので、彼女は大好きなサッカー中継を見るのにも、親の目を気にしながら観戦するしかありませんでした。
そんなジェスは、両親の目を盗み、隠れてサッカーを続けるのですが、、
映画『ベッカムに恋して』のあらすじ(ネタバレなし)
ロンドン郊外に住み、インド系シク教の伝統を重んじる家庭で生まれた18歳の少女、ジェス。彼女はサッカーとベッカムを心から愛していました。
ある日、ジェスが公園でストリートサッカーをしているところを、ジュールズがクラブに誘います。彼女はコーチの青年ジョーにも見込まれますが、インドの伝統的慣習を重んじる母親にサッカーを禁じられてしまいます。
ジェスの姉は、両親の期待通りにインド人男性と婚約している中で、ジェスは隠れてサッカーの練習を続けます。ジョーは彼女の才能を潰さないよう、彼女の両親を説得させようとするのですが、、?
映画『ベッカムに恋して』の解説
この映画の原題、「Bend It Beckham」は、「イングランドのスタープレイヤー、デビット・ベッカムのように弧を描くキックが蹴りたい、またはそのように人生を変えたい」といった意味を持ちます。
主演を務めたパーミンダ・ナーグラは本作が出世作となりました。この映画は、ロカルノ国際映画祭観客賞、非同盟および発展途上国の平壌映画祭音楽賞などといった、様々な国際映画賞だけでなく、ESPY賞の映画部門賞を受賞しています。
また、この作品は北朝鮮とイギリスの国交10周年を記念して、北朝鮮のテレビ局で放映されました。
映画『ベッカムに恋して』のみどころ
この映画の見どころは、夢に向かってひたむきに努力を続ける女の子のかっこよさだだと思います。頑張っているその姿は本当にかっこよく、とても勇気づけられます。
インドの習慣などとうまく絡めつつ、サッカーに情熱を傾けるこの作品はとても美しく感じられました。また、練習や試合のシーンの撮影の工夫に唸らされました。
俳優さんたちのプレーに、カット割や演出などの技巧を凝らし、本物さながらのスピード感やダイナミックさを生み出しているのに感心させられました。全体的に映像が綺麗なのも見どころです。空のカットが特に美しく感じられます。
映画『ベッカムに恋して』の感想
主人公の女の子が、様々な苦悩と戦いながら、夢に向かって駆け抜ける姿は本当にかっこいいです。サッカーもかなり本格的で、見応えのある映画となっています。たくさんの賞を受賞したコメディならではの面白さを感じられる作品です。
映画『ベッカムに恋して』の登場人物・キャスト
ジェス・バームラ:パーミンダ・ナーグラ
ジュールズ・パクストン:キーラ・ナイトレイ
ジョー:ジョナサン・リース=マイヤーズ
ジェスの父:アヌパム・カー
ジェスの母:シャヒーン・カーン
ピンキー・バームラ:アーチー・パンジャビ
メル:シャズネ・ルイス
アラン・パクストン:フランク・ハーパー
ポーラ・パクストン:ジュリエット・スティーヴンソン
映画『ベッカムに恋して』のスタッフ
監督:グリンダ・チャーダ
脚本:ポール・マエダ・バージェス グリンダ・チャーダ グルジット・ビンドラ
製作:ディーパク・ナーヤル グリンダ・チャーダ
製作総指揮:ウルリッヒ・フェルスベルク
ラッセル・フィッシャー
サイモン・フランクス
ジギー・カマサ
ハニート・ヴァスワニ