映画『ハタリ!』ネタばれナシであらすじ・みどころを紹介!

映画

1962年10月27日に公開された映画『ハタリ!』。
この記事では、映画『ハタリ!』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ハタリ!』の予告編

ハタリとは、「危ない」という意味のスワヒリ語で、アフリカを舞台にした物語です。猛獣たちを生け捕い、動物園やサーカスに売りつけるプロ集団と野生動物たちとの巧みな駆け引きを雄大なメル山を背景にして、描かれています。

この作品は、テクニカラー方式での撮影が行われて、現在の北タンザニアに当たるタンガニーカでのロケが行われました。

映画『ハタリ!』のあらすじ(ネタバレなし)

アフリカへと赴き、捕獲集団を率いるリーダーを中心に、アフリカを舞台にした、野生動物の捕獲を仕事とするプロ集団を描くドラマが繰り広げられます。一人の女性カメラマンが、スイスのバーゼル動物園の頼みを受けて、ここへ訪れたことで騒動が始まります。

この映画を監督したホークスは、著名なアニマルフォトグラファーであったイーラから影響を受けて、脚本家であるリイ・ブラケットに対して、イーラを基にした登場人物を加えるよう脚本に指示を出したと言われています。

動物たちとの闘いが終始テンポ良く描かれていることで、約2時間半という長い上映時間を感じさせません。

映画『ハタリ!』の解説

「ハタリ!」は、1962年6月19日にアメリカで、1962年10月27日に日本で公開されました。パラマウント映画が配給を担い、日本での配給収入は3億3753万円に至っています。

英語とスワヒリ語が用いられ、ミシェル・ジラルドンは英語を話すことができなかったため、独学で英語を習得したと言われています。

動物捕獲集団の役どころには、異なる国から集められている設定であったことから、俳優はその国の出身者が当てられました。

挿入曲にはヘンリー・マンシーニによる「子象の行進」が用いられ、現在でも親しまれるものとなりました。

映画『ハタリ!』のみどころ

全力で逃げる動物を車で追いかけて捕獲する場面では人間対動物の戦いが繰り広げられ、集団の天敵であるサイの異常なまでの攻撃性は顕著に表され、サイに併走している車に対して何度も体当たりを仕掛けてくる姿は息を詰まらせるものがあります。

またサイの猛攻撃とは対照に、飼い主である女性に全力でついていこうとする3頭の小象はとても可愛らしく描かれています。また、ワニ襲撃があり、さらにはダチョウとの追いかけっこも賑やかかつ迫力に迫られながら、映し出されます。

動物だけに止まらず、集団内での人間ドラマという映画らしさもきちんと用意されていることが、観るものを時折、安心させてくれるのでした。

映画『ハタリ!』の感想

動物という一見、純粋なものに見えて、それを撮影することの苦悩を時折、感じる場面が映し出されますが、それは野生の彼らと生きることの難しさや、立ち入ってはいけない場所に入り込もうとする人間の愚かさが映し出されているようでもありました。

映画『ハタリ!』の登場人物・キャスト

ショーン・マーサー:ジョン・ウェインカート・ミューラー:ハーディ・クリューガー
アンナ・マリア・”ダラス”・ダレッサンドロ:エルザ・マルティネッリ
ポケッツ:レッド・バトンズ
チャールズ・”チップス”・モーリー:ジェラール・ブラン
リトルウルフ:ブルース・キャボット

映画『ハタリ!』のスタッフ

監督・製作:ハワード・ホークス
脚本:リイ・ブラケット
原案:ハリー・カーニッツ(英語版)
撮影監督:ラッセル・ハーラン(英語版)
美術:ハル・ペレイラ、カール・アンダーソン

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