2003年6月13日に公開された映画『HERO』。
この記事では、映画『HERO』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『HERO』の予告編
時は紀元前200年。戦乱の世の中国では、ある日、後に始皇帝と呼ばれることとなった秦王の元に、無名と名乗る1人の男性が現れます。彼は、かつて最強と恐れられていた趙国3人の刺客たちの名前がそれぞれ刻まれている1本の槍と2本の剣を携えていました。3人の刺客を打ち倒したと豪語する無名に、秦王はその経緯を話すように促します。
映画『HERO』のあらすじ(ネタバレなし)
時は戦国時代末期、紀元前200年。戦乱の世が続く中国では、後に始皇帝と呼ばれるようになった秦王は、常に敵に命を狙われており、家臣たちを除いては誰も彼の元に近づくことはありませんでした。そんなある日、秦王の元に無名と名乗る1人の男性が現れます。
彼は、かつて最強と恐れられていた趙国3人の刺客たちの名前が刻まれている1本の槍と2本の剣を持って、「私は刺客たちを倒したのだ」と、刺客たちを倒した経緯を秦王に語り始めます。秦王は刺客を倒したことの褒美として、無名に自分のそばに来ることを許しますが、その時無名は、、?
映画『HERO』の解説
この鋭意がは、2002年に中国で公開されました。日本では2003年8月16日に公開され、後にアメリカでは2004年に上映され、そこでは初登場週の映画興行成績第一位を獲得しました。
李 連杰や梁 朝偉などの豪華なキャスト陣や、美しい色彩が話題を呼んで、中国の興行成績を塗り替えた作品となっています。また、第22回香港電影金像奨では、最佳攝影賞、最佳美術指導賞、最佳服裝造型設計賞、最佳動作設計賞、最佳原創音樂賞、最佳音響效果賞、最佳視覺效果賞などのさまざまな賞を受賞しています。また、日本版の配給はワーナー・ブラザーズが行なっています。
映画『HERO』のみどころ
この映画の最大の魅力は、その派手なアクションだと思います。ただアクションが素晴らしいだけでなく、色鮮やかな演出に、中国ならではの広大かつ美しいロケーション、さらに莫大な人員によって完成されているスペクタルシーンはいかにも中国映画!といった魅力が詰まっていると思います。
色使いも構図も、監督のこだわりが詰まっていて迫力が増しているように感じました。赤、緑、青、白といったシークエンスごとに異なるテーマカラーを用いることによって、鮮やかな映像美がより際立っているように感じます。中国の儒教の思想を引き継ぐようなストーリーは必見です。
映画『HERO』の感想
中国映画ならではの魅力が詰まった、ワイヤーアクションを駆使した本格アクション映画です。キャスト陣も中華圏の一流スターを集めており、その広大な景色と色鮮やかな画面演出は、本当に美しいので必見です。今まで中国映画を見たことがなかった人にも是非お勧めしたい作品です。
映画『HERO』の登場人物・キャスト
無名(ウーミン): 李連杰
残剣(ツァンジェン):梁朝偉
飛雪(フェイシエ):張曼玉
如月(ルーユエ):章子怡
長空(チャンコン):甄子丹
秦王(のちの始皇帝):陳道明
老館長: 劉仲元
映画『HERO』のスタッフ
監督:張芸謀(チャン・イーモウ)
脚本:李馮(リー・フェン)、張芸謀(チャン・イーモウ)、王斌
製作:江志強(ビル・コン)、張芸謀(チャン・イーモウ)
製作総指揮:張偉平