1998年12月19日に公開された映画『ジョー・ブラックをよろしく』。
この記事では、映画『ジョー・ブラックをよろしく』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『ジョー・ブラックをよろしく』の予告編
ある日、天寿の全うが間近に迫った大富豪の男、ビルのもとへ、悪魔の青年、ジョーが現れます。ビルは余命を先延ばししてもらうことと引き換えに、悪魔に人間界の案内をするようになりました。
そして悪魔は人間に姿を変え、ビルは家族に悪魔を紹介します。悪魔と以前出会ったビルの愛娘、スーザンは、その時と印象の違うジョーを見て、初めは困惑していましたが、、
映画『ジョー・ブラックをよろしく』のあらすじ(ネタバレなし)
ニューヨークのメディア会社「パリッシュ・コミュニケーション」の社長、ビルはある日愛娘のスーザンと恋人のドリューと共に喫茶店に行きます。そこでスーザンはコーヒーショップで1人の青年に出会い、好感を抱きます。
その夜、ビルは脳裏に響いてくる声に導かれて、ドアを開けるとスーザンがコーヒーショップでであった青年がいました。彼の正体は悪魔で、人間の生活に興味を持った彼は、ビルを連れていく前に、ビルの余命を伸ばすことと引き換えに人間世界を案内してもらうことになります。
ビルは青年をジョーと紹介します。ジョーと再開したスーザンは、やがて彼に惹かれていって、、
映画『ジョー・ブラックをよろしく』の解説
この映画は1934年に公開された映画、「明日なき抱擁」をもとにして」制作されました。1988年11月に公開されてから、第19回ゴールデンラズベリー賞最低リメイク続編賞にノミネートされました。
監督・制作を務めたのは「セント・オブ・ウーマン夢の香り」で名の知れたマーティン・ブレスト。脚本は「フリントストーン」のロン・オズボーンとジェフ・レノ、「訣別の街」のボー・ゴールドマン、「ジュニア」のケビン・ウェイドの4人が務めました。
音楽は「モンタナの風に抱かれて」で人気を集めたトーマス・ニューマンによって奏でられます。
映画『ジョー・ブラックをよろしく』のみどころ
この映画の最大の魅力は、何といってもその映像美だと思います、人を愛することの美しさを、美しい音楽と演出によって描いている世界は本当に魅力的だと思います。
また、ブラッドとアンソニーの演技は特に素晴らしく、それがこの映画の見どころだと思います。登場人物の複雑な心境を丁寧かつ壮大に演じきっていて、観ていて映画の世界観へ引き込まれました。
この映画は3時間とかなり長い映画なのですが、その長さを気にさせないほどの面白さにはいつも観ていて感動します。脚本を4人が務めたことによって、一つ一つのセリフがすごく魅力的に思えました。
映画『ジョー・ブラックをよろしく』の感想
普段見ているようなラブストーリーに飽きてきた人には、ぜひ見てほしい一作だと思います。設定、ストーリーと共に素晴らしく、セリフの言い回しも巧妙で脚本に驚かされます。悪魔をテーマにしているのに、儚く美しい作品です。
映画『ジョー・ブラックをよろしく』の登場人物・キャスト
ジョー・ブラック/コーヒーショップの青年 – ブラッド・ピット
ウィリアム“ビル”・パリッシュ – アンソニー・ホプキンス
スーザン・パリッシュ – クレア・フォーラニ
ドリュー – ジェイク・ウェバー
アリソン・パリッシュ – マーシャ・ゲイ・ハーデン
クインス – ジェフリー・タンバー
映画『ジョー・ブラックをよろしく』のスタッフ
監督:マーティン・ブレスト
脚本:ボー・ゴールドマン、ケヴィン・ウェイド、ロン・オズボーン、ジェフ・レノ
製作:マーティン・ブレスト
製作総指揮:ロナルド・L・シュワリー