映画『赤毛のアン』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想を紹介!

映画

1989年7月15日に公開された映画『赤毛のアン』。
この記事では、映画『赤毛のアン』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『赤毛のアン』の予告編


孤児アン・シャーリーが里親マシューとマリラの老兄妹の下で成長していく物語。舞台は最も美しい島と謳われるカナダのプリンスエドワード島のアボンリー。

ちょっと風変わりな主人公が、魅力的な村の人に囲まれ、勉学や恋に励む姿が描かれています。アンはマシューとマリラと段々と心を通わせ、本当の親子のようになっていきます。

映画『赤毛のアン』のあらすじ(ネタバレなし)

赤毛の少女アンは、孤児院の手違いによって里親マシューとマリラの下にやってきます。アンは空想が大好きですが、赤毛がコンプレックスで赤毛のことをからかわれるとすぐカッとするちょっと短気な女の子。

マシューは人見知りだけど心優しいおじさん、マリラはちょっと気難しいけどお料理上手なおばさんです。最初は、風変わりなアンに戸惑うマリラでしたが、三人は次第に本当の親子のようになっていきます。

アンは学校に通うようになり、心の友ダイアナに出会い、二人は友情を深めていきます。そして、勉強のライバルギルバートとは、競い合い喧嘩しながらも、次第に別の感情が芽生えていくのです。

映画『赤毛のアン』の解説

L・M・モンゴメリ原作の「赤毛のアン」は、1985年のカナダとアメリカ合衆国の制作映画です。主役のミーガン・フォローズは当時16歳で、主人公のアンとしては歳を取りすぎていると反対意見がありました。

また、アンはやせっぽっちという特徴で描かれていますが、ミーガンの体型は普通でした。しかしながら、彼女は主役の座を勝ち取り、映画は見事大成功し、この作品で一躍に人気スターに上り詰めました。

ジェミニ賞では、ミーガン・フォローズが主演女優賞を、他にも作品賞、リチャード・ファーンズワースが助演男優賞、コリーン・デューハーストが助演女優賞を受賞しました。2015年には30年ぶりのリメイクも果たしています。

映画『赤毛のアン』のみどころ

主人公アンを含め、アンを取り巻くキャラクターたちが魅力的です。特に、最初は戸惑いながらも風変わりなアンを段々と受け入れていくマシュー、マリラ、ダイアナ、ギルバートとの掛け合いに心が温まります。

アンに厳しく接しながらもアンのことが大好きなマリラと、どんな時もアンを優しく支えるマシューの姿に、本当の親子を感じ、時には涙します。また、アボンリーの美しい景色も映画の重要な見所です。

季節ごとに変わっていく風景と、主人公たちの成長の姿に、時の流れの速さを感じます。キャラクター・映像・音楽全てが一体となって美しい映画が出来上がっています。

映画『赤毛のアン』の感想

一言で言うと美しい映画です。小説からそのまま飛び出してきたような景色が映像化されており、それを見るだけで心が温まります。また、幼かったアン、ダイアナ、ギルバートが段々大人になっていく姿が、本当に月日が経って成長しているのではないかと思わせるほどリアルに描写されています。

ストーリー性だけでなく映像や音楽が美しいので何度見ても飽きない映画です。

映画『赤毛のアン』の登場人物・キャスト

アン・シャーリー役:ミーガン・フォローズ
マリラ・カスバート役:コリーン・デューハースト
マシュー・カスバート役:リチャード・ファーンズワース
レイチェル・リンド役:パトリシア・ハミルトン
ミュリエル・ステイシー役:マリリン・ライトストーン
ダイアナ・バリー役:スカイラー・グラント
ギルバート・ブライス役:ジョナサン・クロンビー

映画『赤毛のアン』のスタッフ

監督:ケヴィン・サリヴァン
脚本:ケヴィン・サリヴァン、ジョー・ワイゼンフェルド
原作:L・M・モンゴメリ 『赤毛のアン』
製作:イアン・マクドゥガル(英語版)、ケヴィン・サリヴァン
撮影監督:ルネ・オオハシ
編集:ジェームズ・ラハティ、マイリン・ウィルキンソン
衣裳デザイン:マーサ・マン
音楽:ヘイグッド・ハーディ

タイトルとURLをコピーしました