1986年2月8日に公開された映画『コマンドー』。
この記事では、映画『コマンドー』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『コマンドー』の予告編
かつて、陸軍の特殊部隊リーダーとして多くの功績を残したジョン・メイトリックスは愛娘ジェニーと穏やかな日々を過ごしていました。ある日、メイトリックスは突然の襲撃を受け、ジェニーが誘拐されてしまいます。
犯人たちの目的は、某国大統領への凶悪事件。怒り浸透のメイトリックスは、さらわれたジェニーを救うため、悪党たちに立ち向かいます。
本作は、次々と悪党を打ちのめす主人公メイトリックスの無双を描いた超アクション大作です。
銃やロケット砲などの銃器アクションシーンは必見。世界的アクションスター、アーノルド・シュワルツェネッガーを語る上で欠かせない作品と言っても過言ではありません。
映画『コマンドー』のあらすじ(ネタバレなし)
陸軍特殊部隊、通称コマンドーのリーダーだったジョン・メイトリックスは、娘ジェニーとともに穏やかな日々を過ごしていました。
ある日、メイトリックスのもとへ元上官カービー将軍がやってきます。メイトリックスの元部下たちが相次いで亡き者にされてることから、カービー将軍はメイトリックスの身を案じ、2人の兵士を護衛として連れてきたのでした。
その直後、何者かによる突然の襲撃を受けるメイトリックスたち。護衛は倒され、ジェニーも誘拐されてしまいます。メイトリックスは急いで犯人たちを追いかけますが失敗。
とうとう犯人たちに捕まってしまいます。ジェニーを誘拐したのは、南米のバル・ベルデ国の大統領を秘密裏に亡き者にしようと企てるアリアスと、かつての部下だったベネットでした。
アリアスたちは、ジェニーの命と引き換えに大統領を亡き者にすることを要求。メイトリックスはそれを承諾し、バル・ベルデ国へ向かいます。
映画『コマンドー』の解説
映画「ターミネーター」で、冷酷無比な凶悪犯を演じ、一役人気を集めたアーノルド・シュワルツェネッガー。
「ターミネーター」公開の翌年となる1985年、本作「コマンドー」で愛娘を救うため敵と闘う父親メイトリックス役を演じ、アクションヒーローとしての地位を確立します。15歳から始めたボディビルで鍛え上げたアーノルド・シュワルツェネッガーの肉体美は必見。その凄さは見るだけでも価値があります。
その後も、1987年「プレデター」や1990年「トータルリコール」など、数々の作品で主演を務め世界的大ヒットを記録。日本でも「シュワちゃん」の愛称で親しまれ、CMに出演するなど大きな話題となりました。
映画『コマンドー』のみどころ
本作の見どころは、アーノルド・シュワルツェネッガーが演じるジョン・メイトリックスの無双っぷりです。大迫力の銃器アクションはもちろんのこと、車を素手で崖から落としたり、電話ボックスに逃げ込んだ犯人を電話ボックスごと投げ飛ばしたり。
大事な愛娘をさらわれ、怒り浸透のメイトリックスはとにかく派手に暴れまくります。娘を救うために敵を打ちのめすメイトリックスは、まさに理想の父親像と言えるでしょう。また、本作は翻訳家の平田勝茂さんが担当する日本語吹き替え版での鑑賞がおすすめ。ブラックユーモアたっぷり、インパクト絶大な名ゼリフの数々が登場します。
映画『コマンドー』の感想
シンプルなストーリー展開で、伏線や陰謀など難しいことは何一つありません。アーノルド・シュワルツェネッガーの肉体美とド派手なアクションを楽しむための作品と言えます。
主人公メイトリックスが次々と敵を倒していくシーンはとても爽快です。何度も見たくなる作品でした。
映画『コマンドー』の登場人物・キャスト
ジョン・メイトリックス:アーノルド・シュワルツェネッガー
シンディ:レイ・ドーン・チョン
ジェニー・メイトリックス:アリッサ・ミラノ
フランクリン・カービー将軍:ジェームス・オルソン
アリアス元大統領:ダン・ヘダヤ
ベネット:ヴァーノン・ウェルズ
クック:ビル・デューク
サリー:デヴィッド・パトリック・ケリー
エンリケス:チャールズ・メシャック
ディアズ:ゲイリー・セルヴァンテス
ローソン:ドリュー・シュナイダー
レスリー:シャロン・ワイアット
フォレスタル:マイケル・デラノ
ジャクソン:ボブ・マイナー
ビッグス警備員:グレッグ・ウェイン・イーラム
ケイツ警備員:ウォルター・スコット
ビッキー客室乗務員:チェルシー・フィールド
スーザン・ランス客室乗務員:ジュリー・ハエック
ヴェガ:ブランスコム・リッチモンド
フレッド:マット・ランダーズ
ダリル:ピーター・デュポン
沿岸警備艇レーダー迎撃士官:ビル・パクストン
警官:フィル・アダムズ
兵士:レニー・ジュリアーノ
映画『コマンドー』のスタッフ
監督:マーク・L・レスター
製作:ジョエル・シルバー、ローレンス・ゴードン
脚本:スティーヴン・E・デ・スーザ
撮影:マシュー・F・レオネッティ
編集:マーク・ゴールドブラット
音楽:ジェイムズ・ホーナー