1989年6月24日に公開された映画『メジャーリーグ』。
この記事では、映画『メジャーリーグ』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『メジャーリーグ』の予告編
亡くなった夫にかわり、低迷中のプロ野球チームであるクリーブランド・インディアンスの新オーナーとなったレイチェルは、マイアミへ移住したいがためにインディアンスを最下位にしようと目論んでいました。
そんなレイチェルの魂胆を知ったインディアンスの選手たちは一致団結。リーグ優勝を目指し奮闘します。実在するプロ野球チームがモデルとなっている本作。弱小チームの大逆転劇を描いたスポーツコメディです。三流選手たちが優勝を目指し努力する姿に、勇気づけられる作品となっています。
映画『メジャーリーグ』のあらすじ(ネタバレなし)
MLBに属するクリーブランド・インディアンスは34年間優勝経歴無し、最高でも4位という弱小球団。亡き夫に代わり新オーナーに就任したレイチェル・フェルプスは、マイアミに移住したいがために、インディアンスを最下位にしようと企みます。インディアンスにはポンコツ選手ばかりが集められました。
膝の故障のため、今では下位リーグでプレーしている元オールスターのジェイク・テイラー。豪速球を投げられるものの、コントロールができない前科者のリッキー・ボーンなど曲者ばかりです。そんな中、新監督に就任したルー・ブラウンはレイチェルが優勝しないよう邪魔している事実を知ります。
そして、このままではマイナーに落ちるか首になるしか道はないことを選手たちに打ち明けます。その時、ジェイクは優勝すればいいだけのことだと声を上げました。この日を境に、選手たちはリーグ優勝を目指し、奮闘することとなります。
映画『メジャーリーグ』の解説
大ヒットを記録し、のちに続編が制作されるなど大きな話題となった本作。アメリカのパンクバンド「X」によるテーマソング「Wild Thing」は、誰しもが一度は耳にしたことがある、メジャーリーグ定番の一曲となっています。
また、1989年公開当初は、本作のモデルとなったクリーブランド・インディアンスは長期に渡り低迷球団でした。ですが、映画の大ヒットを受け、たちまち人気球団となったインディアンスは1995年にリーグ優勝を果たします。
2022シーズンからはインディアンスからカーディアンズにチーム名が一新。今後の活躍に大注目のチームです。
映画『メジャーリーグ』のみどころ
元オールスター選手で女癖が悪かったジェイク、素行が悪く刑務所へ入所していたリッキー、怪我を恐れ、試合で手を抜いてばかりいるロジャーなど、一癖も二癖もある寄せ集めの三流選手たちが本領発揮するシーンが見どころ。
個性豊かなキャラクター達がどんな活躍を見せるのか?果たしてインディアンスは優勝することができるのか?野球好きな方もそうじゃない方も十分楽しめる作品です。
特に、インディアンスの捕手・リッキー役を演じるチャーリー・シーンは、学生時代に野球をしておりプロからスカウトされたこともあるんだとか。そんなチャーリー・シーンの投球シーンにも大注目です。
映画『メジャーリーグ』の感想
弱小チームがあることがきっかけで勝利を目指すという、スポーツ映画にはよくあるストーリーですが、個性豊かなキャラクター達の努力する姿がコミカルに描かれています。野球よりも選手達の個々に焦点が置かれているので、最後まで飽きずに観れる作品でした。
映画『メジャーリーグ』の登場人物・キャスト
役名:俳優名
ジェイク・テイラー:トム・ベレンジャー
リッキー・ボーン:チャーリー・シーン
ロジャー・ドーン:コービン・バーンセン
ウィリー・メイズ・ヘイズ:ウェズリー・スナイプス
ペドロ・セラノ:デニス・ヘイスバート
エディー・ハリス:チェルシー・ロス
ルー・ブラウン:ジェームズ・ギャモン
デューク・テンプル:スティーブ・イェーガー
レイチェル・フェルプス:マーガレット・ホイットン
チャーリー・ドノヴァン:チャールズ・サイファース
クルー・ヘイウッド:ピート・ブコビッチ
リン:レネ・ルッソ
ハリー・ドイル(実況):ボブ・ユッカー
モンティ(実況助手):スキップ・グリッパース
スザンヌ:ステイシー・キャロル
セルマ:メアリー・サイベル
ペッパー・リーチ:アンディ・ロマーノ
映画『メジャーリーグ』のスタッフ
監督:デヴィッド・S・ウォード
脚本:デヴィッド・S・ウォード
製作:クリス・チェイサー/アービー・スミス
製作総指揮:マーク・ローゼンバーグ/シドニー・ポラック
撮影:レイナルド・ヴィラロボス
編集:デニス・M・ヒル
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
美術:ジェフリー・ハワード