映画『ザ・ルーム』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想を紹介!

映画

2003年6月27日に公開された映画『ザ・ルーム』。
この記事では、映画『ザ・ルーム』をネタばれナシであらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ザ・ルーム』の予告編

自由奔放に生きる女性リサは、恋人のジョニーとの結婚を間近に控えていたが、その生活に飽き飽きしていた。

誠実で好青年なジョニーは友人達からはとても好かれる存在であった。しかし、リサの気持ちは徐々にジョニーから離れていくのであった。

わがままとも取れる性格のリサの行動により、周りの人々をどんどん巻き込み事態は泥沼化してくサスペンスのようなラブストーリーです。

映画『ザ・ルーム』のあらすじ(ネタバレなし)

アメリカサンフランシスコのある一室に、2人のカップルが半同棲生活をしていた。誠実な性格の銀行員ジョニーは、毎日仕事が終わっては自宅に戻りリサとの愛を深めるという生活を送っている。しかし、結婚に向けて順調だと思っていたのはジョニーだけでリサはその生活に飽き飽きしていた。

リサの気持ちはジョニーからどんどんと離れていき、最終的にジョニーが稼ぐ金銭面への執着へと変わっていく。リサの行動は更にエスカレートしていき、ジョニーの友人マークを誘惑する。ある日、リサはジョニーの仕事がうまくいっていない事を知る。リサは、その事がきっかけでジョニーを陥れようと、自身に暴力を振るったと周囲に吹聴した。ジョニーは容疑を晴らそうと奮闘するも2人の関係は悪化していくのであった。

映画『ザ・ルーム』の解説

アメリカでの公開が2003年であったのに対して、日本の公開は2020年と長い月日を必要とした作品です。公開された当初アメリカでは酷い評価を受けた作品でした。

わかりやすいストーリーではあるものの、演者の演技力、スタッフの撮影技術に不足があり、しっかりと映像に反映されてしまった為でした。あまりの駄作加減に、間違い探しをする感覚で作品を見る人々が増えたほどでした。

後年までこの作品の駄作さが話題となり、製作過程が映画化された『ディザスター・アーティスト』が2017年に公開されました。監督ウィゾーは、この作品は表現の自由を具現化したものだと駄作説に反論しています。

映画『ザ・ルーム』のみどころ

この作品の見どころとしては、劇中に所々に感じる違和感を味わうのも楽しみ方です。シーンの重要性は映画界で重視されていますが、本作においては意味をなさないシーンが多くあります。

伏線が回収されていない多く、トラブルが次々と起こる割に何故そうなってしまったのかがよく分からないまま終わっています。

監督ウィゾーが選出した俳優は、あえて経験が浅い人物ばかりでした。長編映画に出演した事がない俳優ばかりキャスティングされました。撮影現場はドタバタだった事が想像できます。

あまりの具合の悪さに監督自ら映画製作経験のあるスタッフを呼び寄せたそうで、何とか映画という形になりました。この様な状態で製作された珍しい作品で、他作品に無い違和感が大きな見どころです。

映画『ザ・ルーム』の感想

概要や製作のヒストリーを少し見聞きしただけでどんな映画なのか気になってしまいました。大きな期待を持って作品に臨むとガッカリしてしまいます。

しかし、本作に限ってはコメディを見るかのような気分で違和感にその都度ツッコミを入れる意気込みで鑑賞すると楽しめそうです。

映画『ザ・ルーム』の登場人物・キャスト

ジョニー:トミー・ウィゾー
リサ:ジュリエット・ダニエル
マーク:グレッグ・セステロ
デニー:フィリップ・ハルディマン
クローデット:キャロリン・ミノット

映画『ザ・ルーム』のスタッフ

監督:トミー・ウィゾー
脚本:トミー・ウィゾー
製作:グレッグ・セステロ(英語版)
ジャスティン・シルヴァーマン
製作総指揮:トミー・ウィゾー
クロエ・リエツケ
ドリュー・カフリー

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